レッスン3-3、3-4では、サマーについて解説します。

初夏のように涼しげでやわらか【サマー】
夏のイメージは、ギラギラと太陽の光が照りつけた
鮮やかカラーかもしれません。
しかし、サマーカラーから連想させるのは、
初夏や梅雨に咲く紫陽花といった、やわらかくそれでいてさわやかな雰囲気です。
サマーのイメージは、
- 涼しげ
- 淡い
- ソフト
- さわやか
といったところでしょうか。
さっそく下のカラーパレットで、サマーカラーを確認してみましょう。

カラーパレットでもわかるように、
サマータイプが得意なのは、全体的にやわらかく淡い色。
サマーカラーはパステルサマーとも呼ばれますが、
比較的明度は高めで、彩度は低めの少しくすんだ(スモーキー)ような色調が多いです。
他のシーズンの人が身につけると、
ぼんやりとして寂しい印象になってしまう色でも、
サマータイプの人が身につけると優美な印象になります。
サマーはブルーベースのため、
黄身のある色が得意ではありません。
寒色系のブルー、パープルや、
薄いピンクがサマータイプにはとてもよく似合います。

多くのサマータイプは、
ベージュやブラウンが似合わないと思っているようですが、
サマーに似合う色もあります。
ベージュはピンクベージュなどを、
ブラウンは紫みのあるブラウンを選べば着こなすことができます。
黒はあまり得意ではありませんが、
服に取り入れる場合はできるだけやわらかい素材のものを選び、
さわやかに着こなせるものにしましょう。
または、靴やバッグなどの小物で少し使うぐらいにとどめましょう。
ベーシックカラーで使いやすいのは、
ベージュ、ネイビー、グレー、オフホワイトなど。
(※ベーシックカラーについては次のレッスンで詳しく解説します)
アクセサリーはシルバー色がよく似合いますが、
ホワイトパールもおすすめです。
サマータイプの特徴
サマータイプに多い特徴を、パーツごとに解説します。

髪
ソフトな黒〜茶色。
細くてやわらかい髪質。
目
ソフトな黒〜茶色。
白目と黒目のコントラストはやわらかい。
頬
黄みが少ない、赤みを帯びたピンク色。
血色が良い。
唇
くすんだローズ系の色。やや青みがかっている。
肌
黄身が少なく、青白い。
透明感のある肌質。
日焼けをすると赤くなって消える人が多い。
くすんだグレイッシュになる人も。
サマータイプが似合う色と、
サマータイプの人に多い特徴をまとめました。
一見似合わなそうな色も、
ポイントを抑えればコーディネートに取り入れられることがわかりましたね。
スプリングとの違いを比較してさらに理解を深めてみましょう。
次のレッスンは、
サマーカラーの配色についてです。