Lesson3では、4シーズンをタイプ別に解説してきました。
これまで4シーズンをそれぞれ学んで、
「この色は自分にも似合う色だ」
「この色は苦手だな」
「自分のシーズンは〇〇かな?」
「あの人のシーズンはきっと〇〇だ」
と気がついたことがあったのではないでしょうか。
しかし、パーソナルカラーは自分が思っている色とは異なることが多々あります。
そこでこのレッスンでは、パーソナルカラーの診断方法を学びましょう。
パーソナルカラー診断は実際に色を当てながら、
似合う色、似合わない色を見極めていきます。

診断の準備
正しくパーソナルカラー診断ができるように、
あらかじめいくつか準備をしておきましょう。
必要なもの
- 鏡(全身が映る大きさの姿見があれば用意)
- ドレープorカラー診断シート
ドレープやカラー診断シートは通販サイトなどで購入できます。
手軽に診断をおこないたい場合は、
4つのシーズンカラーのスカーフまたはカラー用紙などで代用しましょう。

診断条件
場所
診断は白色灯の下でおこないます。
白熱灯など黄みのあるライトを使うと、
診断に影響が出てしまいますので避けましょう。
メイクを落とす
診断では、肌本来の色や、シミ・シワ・くすみ・クマなどが、
合わせるカラーによってどのように見えるか確認するため、
メイクを落としておこなうのがベストです。
しかし、もし仕事などで人に診断をおこなう場合など、
ノーメイクにしてもらうのは難しい場合があるかもしれません。
そのような場合はできるだけナチュラルメイクにしてもらうよう、
あらかじめ伝えておくと良いでしょう。
服装
着ている服の色が診断に影響しないように、
白や黒の無地のTシャツなどが良いです。
ハイネックの服は避け、アクセサリー、メガネ、カラーコンタクトは
外しましょう。
前髪はピンなどで留めてください。
診断方法
カラードレープ、またはカラーシートを一枚選びます。
ドレープは胸の前(首の高さぐらい)に当てます。
カラーシートの場合は顔の横に当てた方が診断しやすいです。
各色、下の項目を確認していきましょう。

肌がきれいに見える色は?
肌の見え方を見ます。
- 肌の色ムラ
- キメ細かさ、ツヤの出方
- シミ・シワ・くすみ・クマなど、ネガティブ要素の目立ち具合
瞳が輝いて見える色は?
合う色を当てると、目の印象が強くなります。
黒目が輝いているか、かすんでいないか見ましょう。
フェイスラインがきれいに見える色は?
フェイスラインがきれいに見え、顔が立体的で引き締まっているか見ます。
合わない色は、顔がぼやけて大きく見えます。
色とのバランスは?
色と本人が調和しているか全体的なバランスを見ます。
色が強すぎないか、逆に弱すぎてぼやけた印象になっていないか、
色とのバランスが取れているか確認してください。
診断のポイント
まずはベースを絞ろう
先にイエローベースか、ブルーベースを判断すると
診断を進めやすいです。
例えば、
- ゴールドorシルバー
を合わせてみましょう。
イエローベースならゴールド、ブルーベースならシルバーが似合います。
または、
- オータムのオレンジ、ウインターのピンク
を合わせてみましょう。
二色とも暖色なので、判断しやすいです。
ベースさえ診断できれば、あとは2シーズンから絞り込めば良いだけになります。
手でも確認してみよう
ドレープまたはカラー診断シートに手を置き、
確認してみましょう。
異なる2色を使って、両手で診断しても良いでしょう。
手の甲の色がきれいに見える方がパーソナルカラーです。
以上、パーソナルカラー診断の手順について説明しました。
まずは自分自身を診断してみても良いでしょう。
似合わないと思っていた色が似合ったり、
似合うと思っていた色は肌をきれいに見せてくれることがわかったりと、
新たな発見があることでしょう。
人に診断してあげるときは、その人の目的を聞くようにしましょう。
カラーコーディネートについて考えるとき、
人には必ず何かしらの希望や目的があるからです。
例えば、
- 仕事で知的に見せたい
- 肌をきれいに見せたい
- 目力をアップさせたい
などです。
目的がわかれば、よりその人が必要とする色を提案することができます。
レッスン4は「パーソナルカラーとメイク」についてです。