コラム③

年齢にふさわしいファッションを

若いころから気に入ってよく着ていた服。
毎シーズン着ていたのに、あるときから「違和感」を感じることがあります。

それは加齢により、その服が似合わなくなったからです。

「若々しく見える」と言うのはファッションでは大切なことですが、
あまり若く見せることにこだわると、痛々しくなります。

例え若いころのままスタイルをキープしていても、
やはり20代で着ていた服をそのまま30代、40代で着るというのは無理があります。

大人のファッションには、「余裕」が大切です。

そんなにファッションに気を使っているような感じはしないのに、
なぜかおしゃれに、そして上品に見える。
それが「余裕」です。

ある程度年齢を重ねてきたら、
パーソナルカラーと骨格タイプに合わせて、
「現在の年齢にふさわしいファッションをしているか」
ということも考えてアイテムを選びましょう。

大人のファッションアイテム

大人のファッションは、肌を見せすぎないのがポイントです。

若いころはミニスカートやノースリーブのトップスを着ても似合ってしまいますが、
大人の女性が肌を見せるとどうしても上品さに欠けてしまいます。

ノースリーブのトップスは、袖があるトップスや、
シースルー素材のトップス
変えてください。

ミニスカートは膝丈ぐらいのスカートやミモレ丈など、
丈が少し長めのスカート
しましょう。

また体のラインがはっきりとわかってしまうタイトなデザインも、
年齢を重ねると似合わなくなっていきます。
ほどよくゆとりのあるデザインの服にしてみてください。

その他、次のアイテムも見直しましょう。

  • ピンヒール→安定感のある太めのヒール
  • ダメージ加工のあるデニム→ダメージ無しか、あっても控えめダメージのものに
  • プチプラのかわいい服→かわいいデザインであっても、高級感のある素材にする

今持っている服を、すぐにすべて買い直す必要はありません。
次に新しく服を買い足すときに「余裕」のあるデザインかどうか、
よく考えてから購入しましょう。

自分で判断するのが難しい場合は、
行きつけのショップを変えることをおすすめします。
例えばこれまで20代向けのショップで購入していた30代の人は、
アラサー向けのショップをのぞいてみてください。

雑誌を読んでいる人は、雑誌のアップデートも必要です。
年齢に合わせてファッションが選べるよう、
自分の年齢層がターゲットの雑誌を選ぶようにしましょう。