Lesson8-3 パーソナルカラー×ナチュラル

パーソナルカラーと骨格診断にもとづく、
男性が似合うファッションについて学習中です。

このレッスンでは、男性のナチュラルタイプの特徴と
似合うファッションについて、
パーソナルカラーも含め解説していきます。

ナチュラルタイプ

男性のナチュラルタイプは、骨と関節が大きく、
肩や足など全身に大きい骨が目立ちます。

背骨や肩甲骨以外にも、
てのくるぶしや手の平も、骨や筋が目立っています。

骨が太いので、胸板や腰回りもしっかりとした厚みがあります。
全身ががっしりした体格と言って良いでしょう。

しかし、このタイプは痩せてしまうと骨っぽさが特に目立ち、
貧相に見えてしまう傾向があります。

ナチュラルタイプが似合うファッション

がっしりした体格のナチュラルタイプは、
全身を覆うようなゆったりめのファッションが良いでしょう。
骨格3タイプの中では、もっともラフなスタイルが似合います。

逆に、きれいめでシンプルなデザインや、
体にピタッとフィットするようなサイズが似合いません。

トップスもボトムスも、大きめでゆったりサイズを選びましょう。

柄が入ったデザインのものや、
ダメージ加工が入ったカジュアルなデザインが得意です。
かための麻など、風合いのある素材も似合います。

大人の男性はきれいめに見えたほうが印象は良いですが、
ナチュラルタイプはきれいめすぎると寂しくなってしまうので、
カジュアルデザインを上手に取り入れながらコーディネートをするのがポイントです。

ジャケットスタイル

ナチュラルタイプはカジュアルなジャケットが似合います。
ジャケットはゆったりめのサイズを選びましょう。

インナーはUネックかクルーネック(※)のTシャツを。
柄が入ったTシャツなら、シンプルなジャケットスタイルでも
寂しい印象になりません。

クロップドパンツも、ゆったりめサイズのものを選びましょう。

靴はホワイトでまとめて軽快に。

黄みのないグレーは、ウインタータイプに似合う色です。

スプリングタイプなら明るめのネイビー、
サマータイプなら淡いグレー、
オータムタイプならブラウンなどがおすすめ
です。

(※)クルーネックよりもUネックの方がカットが深い。
下の写真はクルーネックです。

カジュアルスタイル

オフの日は、シャツとデニムでカジュアルに。

シャツもデニムも、大きめサイズが良いでしょう。

足元にごついサンダルを合わせています。
ハイカットのスニーカーなどでも似合います。

シャツの素材はざらっとした質感のものが◎。

真っ白はウインターが似合う色です。
自分のシーズンカラーのシャツを合わせてみましょう。

セーター

ナチュラルタイプが似合うのは、
ざっくりとした網目の大きい(ローゲージ)のセーター。

クルーネックやタートルネックが似合います。

サイズはゆとりのあるものを選んでください。

中にYシャツを着るだけで、
きれいめで大人のコーディネートになります。

パーカ

パーカは3つの骨格タイプの中でも、ナチュラルタイプがもっとも似合うアイテムです。

ジャケットの中に着たり、きれいめのパンツに合わせれば、
ほどよくカジュアルダウンできます。
大人のカジュアルコーデにもおすすめのアイテム。

ナチュラルタイプが着るなら、ファスナーのないタイプのパーカーが良いでしょう。
ざっくりと大きめに着るのが正解です。

ゆったりとしたレザージャケットの下に合わせても◎。

レザージャケットのハード感が少しやわらぎ、
レザージャケットが目立ちすぎるのを防ぎます。

シャツ

ナチュラルタイプのきれいめシャツは、
バンドカラーがおすすめ。
ほどよいカジュアル感が、ナチュラルタイプに調和します。

ジャケットの下に着ても、
セーターに合わせても、
スタンダードなYシャツほどきっちりしすぎません。

厚めの生地や、シワ加工されているデザインもおすすめです。

トレンチコート

ナチュラルタイプのトレンチコートは、
がっしりした体を覆うような大きめ、かつ丈が長いものを選びます。

オンもオフも使えるような、
ベーシックカラーのコートがあると便利です。

ナイロンジャケット

カジュアルアウターには、ナイロン素材のジャケットが良いでしょう。

裾が絞られていないデザインで、
大きめサイズのものを選んでください。

カジュアルすぎてしまわないように、
なるべくシンプルなデザインで、良い素材のものにしましょう。

きれいめなパンツや、ニットなどと合わせて、
ほどよくカジュアルに着るのがおすすめです。


男性のナチュラルタイプの特徴と、
パーソナルカラーを交えたファッションスタイルについて解説しました。

ナチュラルタイプはトップスもボトムスもゆったりめのサイズを選ぶことが
コーディネートの基本です。

カジュアルすぎてしまわないように、
ジャケットを着たり、大きめでもきれいめのパンツを合わせたりするなどして、
大人の上品なコーディネート
を目指しましょう。

しかし、きれいめになりすぎてしまうのも似合いません。
柄の入ったデザインを取り入れたり、素材感のある生地を選ぶなどして、
ほどよく着くずすことがポイントになります。